熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

サトイモ科
Araceae
マイヅルテンナンショウ
Arisaema heterophyllum Blume
マイヅルテンナンショウ
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  • マイヅルテンナンショウ
英名
dancing crane lily
中国名
羽葉天南星
花期
5月
生薬名
天南星(テンナンショウ)
薬用部位

コルク層を除いた塊茎

成分

無機質(calcium oxalate),澱粉

化学構造式

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  • マイヅルテンナンショウ 化学構造式1
産地と分布

本州の一部から九州,および朝鮮南部,中国,台湾に分布し,低地の草原に生える.

植物解説

多年草.草丈60~120 cm.球茎に子球を付ける.葉は1個,鳥足状に17~21枚の小葉を付ける.花茎は葉柄より長く,仏炎苞は普通緑色,一部紫色を帯び,基部は著しく狭まり,先は尾状に伸び,鋭く尖る.附属体は基部がやや太く,その上で前に曲がり,さらに上方に向かって長く伸び,20~30 cmになる.

薬効と用途

鎮痛,止痙,去痰作用があり,めまい,麻痺,痙攣,ひきつけ,筋肉痛,関節痛などに用いる.漢方処方では,清湿化痰湯,二朮湯などに配合される.民間では生の塊茎をすりおろして酢を混ぜ,腫れ物,肩こり,乳房の腫れなどに外用する.
珍奇な姿から観賞用として植栽されることもある.