熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

イネ科
Poaceae
コムギ
Triticum aestivum L.
コムギ
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  • コムギ
英名
common wheat
中国名
小麦,普通小麦
花期
4月
生薬名
小麦(ショウバク)
薬用部位

種子

成分

フェニルプロパノイド(trans-3,4-dimethoxycinnamic acid, ferulic acid)、フラボノイド(corymboside)

化学構造式

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  • コムギ 化学構造式1
  • コムギ 化学構造式2
  • コムギ 化学構造式3
産地と分布

アフガニスタンからイランにかけての地域で,雑種起源により生じた栽培種.世界中で栽培されている.

植物解説

1~2年草.品種が多い.草丈60~100 cm.茎は直立し,中空で通常6~9個の節がある.葉はまばらに互生し,扁平な広披針形か長披針形で長さ15~40 cm.軟質で先端は下垂し,漸尖頭.長さ3~10 cmの穂状花序を直立し,小穂は広卵形で4~5個の小花からなる.頴果は大形で広楕円形,褐色.

アフガニスタンからイランにかけての地域で,栽培二粒系のコムギと野生種のタルホコムギの雑種により起源したといわれる.日本にも古代に渡来し栽培されている.

薬効と用途

薬用として単独で用いられることはないが,他の生薬との相乗効果で精神安定作用が現れ,神経の興奮,ヒステリー,子供の夜泣きなどに良い.甘麦大棗湯に配合される.
世界三大作物の一つ.