ゴマノハグサ科
            
            Scrophulariaceae
        ゴマノハグサ
                
                Scrophularia buergeriana Miq.
            
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- 英名
 - Buerger’s figwort
 
- 中国名
 - 北玄参
 
- 花期
 - 9月
 
- 生薬名
 - 玄参(ゲンジン)
 
- 薬用部位
 根
- 成分
 イリドイド誘導体(harpagoside, 8-O-(E-p-methoxycinnamoyl)-harpagoside),フェニルプロパノイド(trans-cinnamic acid)
- 産地と分布
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本州,九州,および朝鮮,中国に分布し,湿り気のある草地に生える.
 
- 植物解説
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多年草.草丈約1.2 m.茎は分枝せず直立し,4稜.葉は長卵形で先が尖る.茎の頂に細長い集散花序を作り,多数の黄緑色の小さな花を開く.果実は卵形のさく果.根は肥大して塊になる.
 
- 薬効と用途
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清熱,解毒,消炎,除煩(胸に熱感があり気分が落ち着かない様を治す)作用があり,熱病による口渇や煩躁,不眠症,自汗,鼻炎,便秘などに用いる.咽喉腫痛には煎液でうがいする.腫れ物にはつき潰して汁を外用する.漢方処方では加味温胆湯,清熱補気湯などに配合される.
葉の形状がゴマの葉に似ていることから名づけられた. 
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