活動報告

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第2回 エコファーマ中央官庁・国環研研修

実 施 日 : 2010.09.02〜09.03
研修場所: 厚生労働省、環境省、国立環境研究所
引率教員: 三隅将吾准教授 (薬学生化学分野)
参加学生: 6名 (1年生 2名、3年生 2名、4年生 2名) 

<国立環境研究所>
 ・環境リスク研究センター 環境曝露計測研究室    ** 主任研究員
 ・環境リスク研究センター 健康リスク評価研究室   ** 主任研究員
 ・環境健康研究領域    分子細胞毒性研究室    ** 主任研究員
 ・ナノ粒子健康影響実験棟 企画部          ** 環境科学専門員

<厚生労働省>
 ・医薬食品総務課                  ** 課長補佐
 ・文部科学省研究振興局  ライフサイエンス課    * 係員

<環境省>
 ・大臣官房  総務課                ** 係長
 ・地球環境局 総務課                ** 係長
 ・環境保健部 環境保全課              ** 課長補佐
 ・自然環境局 環境計画課 生物多様性地球戦略企画室 ** 係員
 ・廃棄物リサイクル対策部
 ・総合環境政策局

第一日目に、国立環境研究所を訪問した。** 主任研究員に環境リスクセンター内を案内していただいた後、** 副センター長、** 主任研究員および** 主任研究員にも加わっていただいて、参加した学生達との意見交換を行うことができた。事前によく勉強して今回の研修に参加した学生達は、自分達の環境に関連する疑問を副センター長や主任研究員の方々に積極的に質問し、薬学を学ぶものとしてどのように環境問題と接し、自分たちの能力をどのように環境問題に活用できるかを考えるためのきっかけをつかめたように見えた。さらに、世界トップクラスの研究施設であるナノ粒子健康影響実験棟を見学し、** 環境科学専門員に施設がどのように活用され、健康への問題にどのように対処しようとしているのかについて説明を受けた。ナノ粒子等の環境リスクに関する科学的な知見をどのように充実させておくことが必要なのかを理解する良い機会となった。
 第二日目、午前中に厚生労働省医薬食品総務課を訪問した。** 課長補佐は厚生労働省の概要や行政官になることの意味、やりがいについて参加した学生達に説明してくださった。さらに、熊薬出身で現在文部科学省研究振興局に出向している*係員が同席してくれたので、*係員の現在の仕事内容、これまでの経験や薬学出身者の役割について話を伺って、学生達の中央官庁に対する印象が大きく変わったように感じられた。参加学生との会話の中で、もっと熊薬から中央官庁で活躍する人材が増えてもいいのではないかという意見がでた。
 午後からは、環境省を訪問した。大臣官房 新原係長、地球環境局 水信係長、環境保健部 本間課長補佐、自然環境局 若松係員らとディスカッションする中で、人間が豊かな生活を続けていくために、限られた資源や浄化作用をうまく活用した経済社会システムをどのように構築するのかを学ぶ機会を得た。さらに、適切な環境政策を施行し、個人や企業の行動をうまく変え、豊かに暮らすことができる社会を構築するための計画がどのように作られ、規制や予算を組み、実際人々の目に見える形にどのように変えていくのか、最後により多くの人々に理解してもらうためにどのように啓発していくのかなどを学ぶことができ、薬学人として環境問題とどのように接していくべきかを整理するよい機会となった。


ポスター発表: 平成22年10月30日(土)−31日(日)
           於 熊本大学薬学部 講義棟1Fロビー、第2講義室

口 頭 発 表:  平成22年11月5日(金)
           於 熊本大学薬学部 大江総合研究棟 多目的ホール

研修の手引き (pdf)
研修報告ポスター(pdf)
研修報告スライド (pdf)

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