活動報告

  活動報告詳細

第3回 エコファーマ企業研修(アストラゼネカ)

実 施 日: 2010.09.07〜09.08
研修場所: アストラゼネカ株式会社本社、米原工場
引率教員: 首藤剛講師(遺伝子機能応用学分野)
参加学生: 6名(3年生 2名、4年生 4名)

<研修内容>
大阪本社での研修
 1 AstraZenecaの環境関連の取り組みの紹介
 2 医薬品の環境影響とリスク管理に関する講話
 3 AstraZenecaが求める人材像 
米原工場見学
 1 工場概要説明
 2 サイトツアー
 3 米原工場省エネ、CO2削減の取り組み
 4 AZ物流環境負荷削減の取り組み
 5 米原工場Site Emission Project実施結果
 6 米原工場における品質管理の取り組み
 
 大阪市内のアストラゼネカ(株)本社、滋賀県米原市米原工場を訪問し、製薬企業の環境および環境保全に対する考え方や具体的な対応について、現地で視察研修を行った。
 当日はまず、大阪市内の本社を訪問し、研究開発本部シニアサイエンティストの* **氏より、日本または世界のアストラゼネカの環境関連の取り組みや医薬品の環境影響とリスク管理に関してご紹介頂いた。ここでは特にアストラゼネカの理念である「収益を社会貢献活動や環境保護に向け、収益を上げるシステムの構築」について、医療系企業の果たすべき社会的責務についての講話が大変印象的であった。また、東氏が積極的に取り組む「廃棄医薬品の環境影響」に関する講話も大変参考になった。次に、人事総務本部の** **氏よりアストラゼネカの沿革や今後求める人材像に関するお話を頂き、参加した学生にとっても、進路を考慮する上で大変有意義なものとなった。
 午後は、**氏とともに米原工場へ移動し、工場内のサイトツアーを実施し、また、工場で取り組む環境関連の取り組みについての講話を、工場関係者より頂戴した。サイトツアーでは、包装ラインや物流システムおよび品質管理体制に関して見学し、外資系企業ならではのさまざまな工夫を学んだ。また、サイトツアー後の講話においては、米原工場独自の取り組みに関して説明を頂き、社員全員が環境意識を高くもって活動を実施していることを学んだ。特に大学では学ばない物流システムや省エネルギーに関する企業の法的制約などに関する話は新鮮であった。
 以上、本企業研修では、国際的に高い実績を上げるアストラゼネカが、財務責任のみならず社会的責任を果たすために多くの取り組みを実施していることを学ぶことができた。参加した学生の社会的視野が広がる大変有意義な研修となったと思う。


ポスター発表: 平成22年10月30日(土)−31日(日)
           於 熊本大学薬学部 講義棟1Fロビー、第2講義室
口 頭 発 表:  平成22年11月5日(金)
           於 熊本大学薬学部 大江総合研究棟 多目的ホール

研修の手引き (pdf)
研修報告ポスター(pdf)
研修報告スライド (pdf)

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