活動報告

  活動報告詳細

第1回 食と農の体験塾

 9月25日から12月20日まで3回にわたり宇城市三角町の高野山で「食と農の体験塾:エコファーマ農園」を開催しました。この体験塾は、現地で「食と農の体験塾」を開催されている宮田研蔵塾長の絶大なご協力により実現したもので、1年生から3年生まで総勢86名が参加しました。

 第1回目は、9月25日にじゃがいもの植え付けを行いました。あらかじめ農地は簡単に耕して頂いていましたが、鍬を持つのも初めての学生がほとんどで、じゃがいもの種芋を植える溝を掘っていくのも苦労していました。溝を掘る者、芋を植えていく者、こだわりのぼかし肥料を与える者と分担しながら、交替で作業していましたが、作業中学生たちの笑顔が絶えませんでした。植え付け後は、隣の畑からさつまいもを収穫し、石釜で焼いて頂きました。ただ焼いただけですが、大変おいしく頂きました。そのほか、1日体験に参加できなかった学生のためにピザ作りなどもして頂きました。

 2回目は、10月29日にぼかし肥料を与え、土を被せて土盛りをし、雑草取りをしました。このときにはすでに芽がそれなりに出ていて、学生達はよろこんで笑顔で作業していましたが、鍬の使い方はまだまだで苦労していました。第2回目も作業後にピザ作りをして頂きました。

 3回目は、12月20日に大収穫祭を実施しました。小雨模様でしたが、じゃがいもの茎と葉は随分成長しており、歓声を上げながらの収穫祭となりました。収穫したじゃがいもは、その場でコロッケ、ピザ、豚汁などにしておいしく頂きました。特に個人的にはひじきの入ったコロッケが絶品でした。当日は、熊本日日新聞社の記者の方や編集局長、県政策調整参与の方なども来られており、エコファーマの取組を知って頂くと共に、今後の活動に向けてのお願いや意見交換など交流の場となりました。また、この場での出会いが元で熊薬ミュージアムの学生自身による活動も始まりつつあるようです。期待しています。
 
 なかなか学生の予定と合わせることができず、参加を希望していたすべての学生を連れて行くことができなかったことは残念に思っていますが、3回とも参加してくれた学生も多数おり、この企画が学生に受け入れられたことをうれしく思います。その背後には、宮田先生のこだわりと若い世代への思いからくる熱弁、お人柄があることは間違いありません。この体験を通して学生たちは自然と食と農と健康、さらにその先にある社会のしくみや薬学との関係について学んでくれたものと思います。ほとんどボランティアでこの企画にご協力いただきました宮田研蔵先生、奥様、そのほか関係の皆様に厚く御礼申し上げます。


実施日程: 1回目 平成21年 9月25日(金) 
       2回目 平成21年10月29日(木)
       3回目 平成21年12月20日(日)

報告ポスター (pdf)

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