活動報告

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第1回 食と農の一日体験塾

宇城市三角町の高野山にて、食と農の一日体験塾を開催しました。

 昨年より体験活動を進めてきましたが、今回初めて1〜4年生すべての学年がそろい、総勢54名での体験塾となりました。最初に、熊本大学非常勤講師で塾長の宮田研蔵先生より、我々の健康と日本社会の明るい未来のために「良い食事」をすることが如何に重要かお話しして頂きました。ヒトの成長にとって「食育」と「徳育」が最も重要であると強調され、また、フードマイレージに関するお話や、農産物の輸送と環境破壊の話、農産物の自給率を上げ「安全な食材」を国内で確保する体制を確立することが農薬による健康影響のみならず今後の発展途上国の経済発展などグローバルな視点で見ても重要であること、「食」を守るために環境を守ることが重要であることなども話されました。

 宮田先生のお話に続いて、近隣で取れた国産小麦「ニシノカオリ」と「ミナミノカオリ」を使って、ドイツパンとピザを作りました。

水は、硝酸態(NO3-N)ゼロの吉無田高原の水を、燃料にはカーボンニュートラルの薪を使い、石釜で焼き上げました。バームクーヘンは、竹を使って1時間炭火でゆっくり焼き上げました。また、おにぎりを作り天草の1番海苔で巻いて食べました。料理中みな笑顔が絶えず、できたものはとてもおいしくて、食が進みました。食事の後は、マーマレードつくりを教えて頂き、近くのミカン畑(山)で甘夏を収穫してお土産にしました。おいしいマーマレードができたかな?矢原先生はジャムになったようですが、後日リッツにのせておいしく頂きました。

 学生にとっては、今回の体験で「食」に対する認識が変わり、自分の食習慣を見直すきっかけになったようです。

場  所: 食と農の体験塾(熊本県宇城三角町)
講  師: 宮田研蔵 先生(食と農の体験塾塾長・熊本大学非常勤講師)
日  時: 平成21年 6月13日(土) 10:00〜14:30

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