
活動報告詳細
座談会 緒方正実さんを囲んで
財団法人水俣病センター相思社のご協力で、GP関連事業として行いました。18時までの予定でしたが、19時近くまでお話頂き、みな引き込まれました。講演会の時と同様、終始冷静に感情を抑えて話をされ、ご自身の症状のことや、ご自身とご家族の過去の辛い体験、本当の水俣病を知ってほしいとの行政への願いと行動、緒方様を支えた周囲の方々の言動などさまざまなお話をお聞きしました。薬を受けとるときの薬剤師の方のさりげない一言も心なごまされ、うれしかったとのことでした。水俣病になったことは良いとは言わないが、周囲に影響されない人などいない、自分自身が水俣病を隠そうとしたことでその後長く苦しまなくてはならなかった、そこから、なにをすべきか自分の役割を水俣病が教えてくれた、水俣病に感謝もしていると言われ、頭の下がる思いでした。薬学人として生きていく上で大変貴重な時間となりました。
日時:H21.2.10 16:30〜18:00
会場:薬学部宮本記念館和室(A)