テンダイウヤク


Lindera strychnifolia F. Vill.   クスノキ科

 中国中南部の原産,江戸時代薬用として入れられた。常緑の低木で枝は細い。葉はもんでもあまり臭わない。雌雄異株,4月小さな黄色の花をつける。秋に黒い果実をつける。根は薬用,烏薬(うやく),中国の天台山から良品が産出したのでその名がある。漢方では,芳香性健胃薬,痛み止めとして消化管機能の衰えた症状に用いる。採取時期:根を春か冬に採取。
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