ヒゴツバキ


Camellia japonica   ツバキ科

 肥後六花の一つ,ヒゴツバキ,ヒゴサザンカ,ヒゴシャクヤク,ヒゴキク,ヒゴショウブ,ヒゴアサガオである。細川藩が大事に育てた植物である。ツバキ:種子は60%にもなる多量の脂肪を含有し,椿油として軟膏基剤,毛髪剤等に用いる。従来日本では椿の字を用いるが,中国では椿はチャンチン(センダン科)であり,山茶とするのが正しい。サザンカは茶梅とする。サザンカ:花弁が平たく開き,落花の際,花弁は一枚ずつとれ,ツバキのように全部一度に抜け落ちることはない。また,子房と葉柄などに毛がある。ツバキにはないか,ほとんどない。
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