アサ
Cannabis sativa クワ科

雌雄異種。中央アジア原産と考えられている。日本でも戦前までは栽培されていた。茎は直立し2〜4mに達する。種子は,苧実(ちょじつ,又は,おのみ),麻子仁,火麻仁等と呼ばれ,緩下剤として漢方で用いられる。また,薬味の七味の中に,小鳥の餌に使われる。未熟果穂,葉にカンナビノイドと呼ばれる成分を含む品種がある。種子にはカンナビノイドは含まれていない。日本では許可なくして栽培することを大麻取締法で禁じられている。大麻は私達の意識を変容させる力を持っている。
アメリカ合衆国では1850-1942年まで薬局方の中でリウマチ,喘息,扁桃炎などの薬として大麻のアルコ−ル溶剤が認められていた。また,最近アルコ−ル依存症,ヘロイン依存症や緑内障に対しての研究が行われている。
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