シソ科
Lamiaceae
オレガノ
Origanum vulgare L.
- 別名
- ハナハッカ,ニイタカジャコウソウ,コバハッカ
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- 英名
- oregano
- 中国名
- 牛至,野薄荷
- 花期
- 6~7月
- 生薬名
- オレガノ
- 薬用部位
①花,葉,②全草
- 産地と分布
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南ヨーロッパ,北アフリカ,北アメリカ,ヒマラヤ,中国,地中海沿岸などに分布する.
- 植物解説
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多年草.草丈60~90 cm,直立した茎で上部では分枝している.茎はほぼ四稜形,葉は対生し,楕円形あるいは卵形,長さ2~4 cmで暗緑色,先端は尖り,葉縁は全縁かやや鋸歯が見られる.腺毛が密生している.白色,紫色,あるいは桃色の唇形花を枝先に総状あるいは円錐状に付ける.果実は4個の小堅果状の分果からなる.
- 薬効と用途
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葉や花に含まれる精油は興奮,駆風,神経強壮作用があるほか,喘息,消化不良,リウマチなどに用いる.葉で作ったお茶は強壮,鎮咳,鎮痙作用があるほか,生理痛や神経性の頭痛を鎮める.
葉は胡椒のような強い香味があり,イタリアのピザやトマト料理,メキシコのチリパウダー,ブーケガニエルなどに利用される.
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