熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

マメ科
Fabaceae
アレクサンドリアセンナ
Senna alexandrina Mill.
別名
センナ,ホソバセンナ
アレクサンドリアセンナ
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  • アレクサンドリアセンナ
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英名
Alexandrian senna
中国名
番瀉,亜歴山大決明
花期
8~11月
生薬名
センナ【局】
薬用部位

小葉

成分

アントラキノン(aloe-emodin, rhein),アントロン(sennnoside A-D)

化学構造式

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  • アレクサンドリアセンナ 化学構造式1
産地と分布

アフリカのナイル川中流地域原産で,現在中国でも栽培されている.

植物解説

常緑低木だが日本では一年草となる.樹高1 m.葉は互生し,小葉8~20枚の偶数羽状複葉.小葉は長さ2~5 cm,幅6~15 cm,披針形から長披針形.先端は尖り全縁.穂状花序を頂生し,直径約2.5 cmの黄色の花を付ける.莢果は長さ4~7 cmの長楕円形で,やや鎌状に湾曲する.

薬効と用途

緩下(緩やかな下剤)作用があり,熱湯を注いで15分ほど放置した液を就寝前に服用する.小量を服用すると苦味健胃薬となり,消化を促進する.子宮収縮作用もあり,妊婦には用いない.

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