熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ツヅラフジ科
Menispermacea
イソヤマアオキ
Cocculus laurifolius DC.
別名
コウシュウウヤク
イソヤマアオキ
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  • イソヤマアオキ
  • イソヤマアオキ
英名
laurel leaf snailseed
中国名
楠葉木防已
花期
6月
生薬名
①衡州烏薬(コウシュウウヤク)
薬用部位

①全草,②根

成分

葉にアルカロイド(cocculidine, picrotoxin, picrotin)

化学構造式

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  • イソヤマアオキ 化学構造式1
  • イソヤマアオキ 化学構造式2
  • イソヤマアオキ 化学構造式3
産地と分布

四国,九州,および中国,台湾

植物解説

常緑低木.茎は直立する.枝には条紋があり,葉は薄い革質で,楕円状短円形あるいは長楕円状披針形,長さ4~10 cm,幅2~4 cm.花は単生で雌雄異株.短い円錐花序が葉腋に付いている.

薬効と用途

全草も根も高血圧,頭痛,腹痛,リウマチによる足や腰の痛みに用いる.
葉の三行脈がクスノキ科の植物によく似るが,クスノキ科に見られるような芳香はない.

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