熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

ヒガンバナ科
Amaryllidaceae
ニラ
Allium tuberosum Rottler ex Spreng.
ニラ
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  • ニラ
  • ニラ
英名
garlic chives, Oriental garlic, Asian chives, Chinese chives, Chinese leek
中国名
花期
6~10月
生薬名
① 韮菜(キュウサイ),②韮子(キュウシ)
薬用部位

①葉,②種子

成分

含硫化合物(diallyl monosulfide, diallyl trisulfide, diallyl disulfide)

化学構造式

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  • ニラ 化学構造式1
  • ニラ 化学構造式2
  • ニラ 化学構造式3
産地と分布

本州,九州,および中国,シベリア,モンゴル,チベット,アムール,ウスリーなどに分布する.日本産は栽培逸出との説がある.

植物解説

多年草.鱗茎は叢生し,短い根茎で連なり,汚黄色の繊維に包まれる.葉は少数が2列互生し,線形で長さ20~30 cm,扁平で軟質,全縁で鈍頭.葉間から高さ30~50 cmの花茎を出し,茎の頂に白色の小さな花を半球状散形花序に付ける.

薬効と用途

葉は止血,解毒作用があり,吐血,血尿,喘息などに,また日射病にも用いる.漢方処方では,滋血潤腸湯に配合される.外傷の出血,うるしかぶれには汁を患部に塗布する.種子は強壮,鎮痛などの作用があり,インポテンツ,遺尿,夢精などに用いる.腰痛には種子を潰し,水で服用する.
野菜として栽培される.