logo labname
menu.jpg Top Page

セレンディピティ

セレンディピティ(serendipity)とは、自然科学研究などで、全くの偶然から重大な発見や発明を行うことを指す言葉です。
「セレンディップの三人の王子」という童話で、主人公である三人の王子が、綿密な計画を立てて宝物を探しに出かけては途中で失敗して計画が崩れ、しかし幸運な偶然から全く別の素晴らしい宝を手に入れたエピソード、にちなんでいると言われています。
「幸運な偶然の発見」という意味、が一般的に定着してて、日本語にはない語彙といわれてます。

研究というのは狙ったように進むことは決して多くなく、うまくいかないことから新しいことが生まれることが多いです。だから、このセレンディピティを大切にしろ、とよく言われます。
いつでも目の前で起こったことをよく観察して、利用できることは何でも利用しろ・・・ということじゃないかと私は思います。


私にとって、研究とともに“生きがい”なのは・・・

そんな名前の酒、があります・・・・

セレンディピティ12年

  アイラ島にあるアードベッグ蒸留所から出ています。
アードベックといえば、シングルモルトとして有名で、私も大好きなものの一つですが、

17年のアードベックのボトリングをする際に誤って12年物のグレンマレイをブレンドしてしまい、廃棄する前に飲んでみたら、意外にも美味しくて、“セレンディピティ”と名付けてリリースした、とのことです。
間違いから出来たわけですから、1度きりの生産及び販売の完全限定品ですし、20%は実際12年物のグレンマレイですから“12年”ですが、実際には17年もののアードベッグをボトリングしようとしてたわけですから・・・・
公式にも 80パーセントはとても古いアードベッグが入っている、と発表されています。

私、買いました・・・(-_-;)
味は・・・アードベッグだと思ってはいけないらしいです (-_-メ)
マズイわけじゃないそうですが、アードベッグと比較しちゃいかん、そうです。

縁起物みたいなものなので、まだ、開けてません。
なんかの記念に開けて、少しずつ飲んでいこうと思っています。

このウィスキーのラベル、当然アードベッグのとは違うのですが、17年を作ろうとして失敗・・・というか、実は17年ものなんだよ、というのを言いたいのか、アードベッグ17年のラベルの上にセレンディピティのラベルを貼った、という仕様になっています。
下のほうがはがれて、アードベッグ17年のラベルが見えています。
もちろん、絵、です。