加瀬佳年先生胸像顕彰碑除幕式について

加瀬佳年先生の胸像顕彰碑除幕式が、平成26年4月12日(土)髙濱和夫先生(元薬学部長、熊本大学名誉教授、熊本保健科学大学教授)の進行により、約100名が出席して執り行われました。

加瀬先生は昭和36年4月から昭和57年3月まで、21年間にわたって教授として薬物学教室を主宰され、その間、薬学部長を3期務められました。加瀬先生のご業績は、「加瀬法」として知られる鎮咳薬の薬効評価法を考案され、鎮咳薬アスベリンの創薬に成功されたことをはじめ、枚挙にいとまがありません。門下生からは、わが国を代表するブロックバスターの創薬に中心となって活躍した研究者、製薬企業幹部や薬系・医系大学教授など、多くの俊英を輩出しています。加瀬先生の教育者としてのご人格の大きさについては、先生の薫陶を受けた多くの熊薬同窓生の間に語り継がれています。

このたび、研究室の同門会である天民同門会で加瀬先生の銅像を建立し先生の教育研究における偉大な功績を顕彰することとなり、天民同門会を中心に多くの皆様方から募金が行われ、建立された胸像を熊本大学薬学部に寄附していただきました。

式典では、天民同門会代表の宮田健先生から、加瀬佳年先生の功績紹介があり、引き続き、制作者(彫刻家)である石原昌一先生、熊本大学長の谷口功先生、薬学部長の大塚雅巳先生、加瀬佳年先生胸像顕彰碑建立事業代表の赤池紀生先生のご挨拶がありました。引き続き、加瀬佳年先生令夫人、ご来賓、教え子、学生代表による除幕式が執り行われ、最後に加瀬佳年先生令夫人が謝辞を述べられ式典が終了しました。

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