15 オモト



ユリ科. 地下茎を強心、利尿、清熱、解毒、止血薬として用いる.しかし,強心配糖体を全草に含むので注意.オモトの和名は「大本おおもと」に由来していて,株が太いことから,オオモトのオの字がつまってできたものとされている.園芸品として江戸中期から盛んに栽培されてきた.ジキタリス(ゴマノハグサ科),スズラン(ユリ科),キョウチクトウ(キョウチクトウ科)等にも強心配糖体が含まれている.強心配糖体には,強心、利尿作用があるが,素人が扱うには非常に危険である.