小石川植物園

2002年3月5日訪問


  気候の大変良い小春日和,東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)を訪問しました.東大環境安全センタ−の鈴木先生のご案内です.三浦事務主任にご挨拶をし,園内の見取り図をいただき,まずはニュ−トンのリンゴの木を見に行きました.すぐ横にメンデルのブドウの木があました.私はブドウの方が興味があった.どんな色味のブドウがなるのかな?と考えていました.サクラの木の並木を抜けると,20mを越す大きなイチョウがあます.これは,1896年に平瀬作五郎先生が精子を発見した木でした.見逃していいましたが,正門の横には,精子発見のソテツが植わっていました.少し歩くと小石川養生園後の井戸の横に多くの薬草,食草が植ていました.そこでボランティアの方々が草取りをしておられました.覗いてみると春の七草のホトケノザ,ナズナを抜いているので,写真を撮らしてもらいながら,熊大薬学部から来ましたと話,近くのヤブサンザシの花を撮影していると,園の方から声をかけられました.お名前をお聞きすると下園先生とのこと,熊本を出るとき,小石川植物園に行ったら下園さんに会っておいでと澤田氏に言われていた.”3月の今月の薬草”で紹介している”センノウ”を園で栽培されている方です.話がとんとん拍子に進み,温室に今が見ごろの花があるとのことでご案内いただきました.
 マメ科のヒスイカズラです.受粉のメカニズムを解明された折りの苦労話を聞かせていただきました.雄しべ,雌しべの長さの違い,花の構造を利用し媒介するコウモリの話.次は3m以上になる蒟蒻の仲間の花のお話.続いて,小笠原の絶滅植物の復元のお話と,30年のご経験を昼休み時間も忘れお話いただきました.素晴らしい出会いが出来たことに感謝するかぎりです.
 後は,園内を2時頃まで周り.最後に正門前のマンサクとソテツをみて,歩いて東大の本郷キャンパスへ,腹が空いたので,メシメシと二人で言いながら歩いていると,小さなラ−メン屋を見つけました.閉店まじか(花粉症がひどくて働く気になれないと女将).これしか出来ないというモヤシラ−メンをご馳走になり,花粉症の軽減法の話に.女将はショウガと蜂蜜を混ぜたものを飲んでいたら,昔ほどひどくないとのお話.ミントも良いですね,菊の花のお茶も軽減しますよなど,一時話が弾み,東大本郷キャンパスに着いたのが16時前でした.
 ”人間いろんな縁があるものですね”.また,”縁が無いモノと感じることも多いです”. ”口は災いの元でしょうか?” ”縁を結んでくれるものでしょうか?” 私は後者だと思って,好きなことをいわせてもらってます.但し言ったことのは責任をもって.”縁が有るのも無いのもこれも縁でしょう”.

小石川植物園の植物等

小石川植物園案内図
小石川植物園付近駅の案内
メンデルのブドウの木
ニュ−トンのリンゴの木
ニュ−トンのリンゴの木の説明
精子発見のイチョウ
早春桜
精子発見のソテツ
ホトケノザ,ナズナの花(春の七草)
旧養生園井戸
ボランティアの方々の草取り作業
ヒスイカズラの花
ヒスイカズラの花2
ヒスイカズラの花3
マオウ(フタマタマオウ)
ゲンノショウコ
ハチジョウキブシの花
ホザキイカリソウ
サンシュユの花
トサミズキの花
トウキ
ヤブサンザシの花
薬園の看板
ウグイシカズラの花
ヤブツバキの花
アオキ花蕾
マンサクの花
ウグイシカズラの花
センノウ新芽
ツクバネカズラの花
フクジュソウの花
クコの新芽


東大構内,上野公園サクラ

上野公園サクラ
上野公園,六角堂の横のサクラ
上野公園の鴨達
上野公園六角堂
アオキの実
上野公園の柳の新芽
東大構内の三四郎池看板
東大工学部前サクラとイチョウ


夕日と富士山

富士山と夕日(羽田空港にて 17時40分ぐらい)